R5/12/2 追記あり(文章最後)
以前R1を購入頂いたお客様から運転席の窓が動かなくなったので見てほしいとのご依頼が。
『やっぱり!』扱ったR2もしくはR1 計4台、100%壊れたことになります。
「運転席のパワーウインドウスイッチ」がある意味不良品なんですよね。
![](https://i0.wp.com/dmotion.biz/wp-content/uploads/2021/02/R2%E9%81%8B%E8%BB%A2%E5%B8%AD%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81-797x1024.jpg?resize=640%2C822)
![](https://i0.wp.com/dmotion.biz/wp-content/uploads/2021/02/%E4%BB%96%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81-875x1024.jpg?resize=640%2C749)
運転席用のスイッチに内臓されているクリック感を出す2.5mm角のプラスチックの棒が折れます。運転席以外は開ける側と閉める側を違う棒が負担しているのに対し運転席は1本でやってます。なので運転席スイッチのみ壊れます。
当然新品はもうないので、また壊れる覚悟で中古を探すのですが、とてもとても高いです。
![](https://i0.wp.com/dmotion.biz/wp-content/uploads/2021/02/%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81%E4%B8%80%E8%A6%A7-1024x709.jpg?resize=640%2C443)
解体パーツのオンラインリストですが、平均8000円します。
スズキやダイハツはコストを下げる為車種をまたいで部品の共有化をしていますので、定番故障パーツの出荷数も半端なく、そのため社外品の安い新品パーツがAmazonなどで簡単に買えます。それに対してスバルは共通パーツが少なすぎなんです。パワーウインドウスイッチはR1とR2専用です。たいして売れていない車ですから社外品なんかないですし、必ず壊れるパーツなので中古屋さんも強気なんですね。
こうやってスバルの中古(軽)はどんどん無くなっていくんですね。自分はこのR1、R2の形が大好きで、4気筒ツインカムエンジン搭載というのもあり思い入れが強かったのですが、
いざ扱ってみるとエンジンは脆いしパーツは高いしで、安く買って乗り回すというのにはお勧めできない車でした。同世代のスズキ、ダイハツの方が保持が簡単です。
巷ではこの棒を自作して直している方もいるようですので、自分もチャレンジしてみようと思いますが、うまくいくかは後日追加でアップします。
![](https://i0.wp.com/dmotion.biz/wp-content/uploads/2021/02/DSCF2167-1024x681.jpg?resize=640%2C426)
という訳で、自作やってみました。
もともとの折れた棒は2.5mm角でしたので、3mmΦのプラモデルのライナーをヤスリで削って同じ形にしてみました。
長さを元の棒と同じ10mmでカットして組み込んでみたところ、ちょっと固めですが問題なく作動しました。ライナーのプラスチックなんて強度低いですからどれだけ持つかわかりませんが、応急処置としては問題無さそうです。
バネと接続するための凸はありませんので、次回スイッチを外したときにはバネの力で弾き飛ばされてしまうんでしょうが・・・。
作業時間はせいぜい10分程度の簡単作業でしたので、困っている方はお試しください。
ちなみにヤスリは目の細かいダイヤモンドヤスリでないと辛いと思います。
2023/12/02 追記
3Dプリンターの普及で遂に製作販売している人を見つけました。
2023/12/02時点ではヤフオクで500円で扱っているようです。ありがたいことです!
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x1115242859
【2024/4/1時点では約800円に値上がりしています・・・)