5月22日「袖森フェスティバル」でデュエットを走らせてきました。
いつもお世話にになっている「Gear+」さんの走行会枠で、デュエットを走らせるにはピッタリです。初心者や遅い車にとても気を使ってくれる珍しい走行会枠です。
既に別ブログで記載していますが、デュエットの仕様は
タイヤ ナンカンNS-2R 175/60/14
サスペンション KYBローファースポーツキット（L902Sムーブ用）
ブレーキパッド エンドレス MX72K
フロントキャンバー角 1.75度
フルバケットシートとハンドル位置を近づけるかめディープコーンステアリング
吸気、排気、エンジンはフルノーマル。
以前、マツ耐でDEデミオで決勝時に記録した「1分26秒865」がターゲットタイムです（笑）
DEデミオも改造範囲はほぼ同じで違いはマフラーを変えていた程度なので、車重が軽い分行けるかなと思っていたのですが・・・・。
甘かったです（笑）
「１分30秒989」結構いっぱいいっぱいで走ったんですが・・・。
理由はけっこうわかりやすかったです。
１、直線が遅い！
車重850kgに90PSなら軽自動車(64PS)よりは速いはずというのが大前提だったのですが、カプチーノに全くついていけませんでした。先方はコーナーも速いし後で述べるようにこちらの立ち上がりも悪いのですが、26PSも差があれば追いつかないまでも離されないと思っていましたがダメでした。2速と3速が離れているという事や、ドライバーのちょっと超過気味の体重もこの軽い車にとっては大きな枷となっているのでしょう。3コーナー入口で140キロが最高でした。
２、タイヤにサスペンションが負けてしまっている
タイヤは結構ハイグリップであることを実感できます。ブレーキからターンインではアンダーは一切なく不満を感じる事は全くなかったのですが、途中からズズっといった感じに変わります。かなりロールしていましたのでフルボトム時でサスペンションが動かなくなってタイヤの負荷が急に上がったからじゃないかと思います。軽自動車のムーブのサスペンション流用なのでそもそも無理があったかもです。なのでいい感じでコーナーに入っても、ズルズル～っと滑りながら、アクセルを踏めないまま立ち上がりのアウトをめざすという走り方になってしまいました。
少し速度を落として入ってアクセルを踏めないかも試しましたが、ちょっとのアクセルオンでせっかく頑張っていたイン側のタイヤのグリップを失う事になり、アンダーズルズル～って同じことでした。
これは、軽レースで使っているミラなどの車高調を入れれば大幅に改善しそうです。
３、ブレーキがゆるい
スポーツパッドを入れましたが、実はデュエットのブレーキキャリパーはL700SミラやL900Sムーブなどと全く同じもので、踏んだ時のフカフカ感やタッチの不明瞭さは仕方がないのかもしれません。前日にDOT4に全交換しましたがブレーキタッチは街乗り乗用車のそれからまるで変りませんでした。
DEデミオはとてもブレーキタッチが良くかなり追い込んだブレーキングが出来ましたが、デュエットでは足裏でフィードバックを得ることもできませんでした。しかしこれは仕方がない事ですね。
考えてみれば、もしこの車で結構速く走れるのなら既に流行っているはずですが、ストーリアX4（120馬力4WD LSD付）以外では見た事ないですもんね。
ネガキャンに関しては、かなり良い感じだと思われます。写真はフロントの左右ですが、とてもキレイな削れ方です。えらくロールしていた割には、ショルダー付近だけに負荷がかかっている感じがなく1.75度とはいえ馬鹿に出来ない効果です。
ちなみにリヤタイヤはキャンバーを付けていなかったのですが、ショルダーが青く焼けていた割にイン側は殆んど削れていない状態でした。
上記のようにコーナーに入ってからはフロントのグリップに頼れない状態でしたので、リヤを出してラインを調整していたので、少し負担が大きかったのもあるかもしれませんが。
まとめ
この車はもうちょっと小さ目のミニサーキットやワインディングが向いていますね。
ストレートが短く、ターンのＲも小さいところではかなり楽しいと思います。
立ち上がりで踏めないのでタイムを出すのは苦手かもしれません。
自分も、サーキットでちょっとガッカリしたのに、帰りの道すがら結構楽しめて
「やっぱりいい車じゃん」なんて思っちゃったりしましたし。
おまけ
袖森フェスティバル、レースクイーンさん来ていて、いつも愛車と一緒に写真撮らせてくれるんですよ。
ランチもケータリングがあって、1000円のチケットで「チャーシュー丼」「フランクフルト」「特性スープ」「ケーキ」「コーヒー」が提供されます。特にチャーシュー丼が絶品。
他にも整体やマッサージ、プロドライバーによるマイクロバスでのサーキット同乗会とか盛沢山。
とても良いイベントです。