水. 7月 3rd, 2024

今回は車とは全く関係なく、趣味の「ペーパークラフト」の話です。

自分の父親が紙飛行機が好きで、小学校の低学年の頃から「よく飛ぶ紙飛行機集(誠文堂新光社)」にハマっていました。
折り紙の飛行機より圧倒的に良く飛ぶのと、貼り合わせで完成した飛行機が恰好良くて眺め満悦もしていました。この頃から紙から形を作るのが大好きでした。
本を切ってしまうと2機目が作れないので、カーボン紙を敷いてケント紙に写すか、本から切ったパーツを型としてケント紙になぞってってから切って作っていました。コピー機なんて一般的にはなかった時代ですからね。小学生なのに手間な事していましたね。

しかし、あの頃の全く切れないハサミ(学校用の安全なハサミ)を、左利きが使うという最悪の組み合わせで製作過程ではメチャクチャ難儀しました。今ダイソーで売っている100円ハサミの1/10も切れないというとんでもない物でした。切断面が引きちぎられて毛羽立つんですよ。ネットで調べたら画像出てきました!検索ワードは「昭和50年」「切れないはさみ」(笑)

そして中学生になった頃に、同じ誠文堂新光社のペーパークラフトシリーズ「世界の旅客機」にチャレンジしました。
ちゃんと作って、色を塗れば表紙と同じプラモデル並のものが完成するというのは、中学生にはショックでした。ペーパークラフトといえば、箱をちょっとレベルアップした程度のものであった当時、二次元の紙からこんな立派な立体物を作るというのはあり得なかったのです。
今ならネットで三面図探して3D-CADに落として、展開させれば簡単に出来てしまうことですが、当時は図面を本屋で探し、何度も試行錯誤して手書きで展開図を作っていたのだと思われます。素人には絶対出来ませんでした。

いざ始めてみると、構成パーツが非常に多く、形状も複雑、切った後に成形して、糊代を別途作って貼り付けるという、おちついた大人でないとやり切れない作業の連続で、完成品を急ぐ中坊ではろくでもない物しか作れませんでした。今思えばよく切れる高級ハサミやクラフトカッターなど、道具も良い物を揃えないととても太刀打ち出来る物ではありませんでした。

この「世界の旅客機」は大事に持っていて、5年ほど前に本棚から出てきた際に再チャレンジしました。昔と違って、スキャナーで取り込んで、パソコンで着色し、ペーパークラフト紙にプリントして、なので、切る前からクオリティが違います(笑)。
 昔は貼り付けたパーツの糊が乾かないウチに次々と進めたり、細かいパーツのカットを省略したりして、あげく結局残念な物しか出来なかった訳ですが、完成品を急ぐというより、そもそも色々他にやらなければいけない事が沢山あり、ジックリ時間を掛けられなかったんですね。
そういった経験もあってジックリゆっくり気が向いた時に製作していました。

こんな感じで数機作って、熱が冷めてしばらくやっていなかったのですが、先日ホントに突然に「戦艦作ってみたい!」と思い立ちました。
ネットで戦艦扶桑という違法建築のような艦橋の変な船を見つけて(大戦中の船ですが知らなかったです)立体的に見てみたいけど、プラモデルが1/700スケールでも3000円超えと高価で、じゃペーパークラフト?って思ったのが始まりです。当然ネットで探しても扶桑のペーパークラフトなど有るわけもなく、探している最中にあの「大和」ならペーパークラフトを作っている人が何人かいることがわかりました。データをアップしてくれている所もいくつかあり、製法の違いなどとても興味深く見させて貰いました。そうなってくると自分でも設計してみたくなり・・・。

という訳で、扶桑は情報が少ないのでメジャーな戦艦大和のペーパークラフト製作記をアップしていく予定です。途中でアップされなくなったりしたら察してください(笑)

By K HIRAI

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