水. 7月 3rd, 2024

販売前にタイヤ&ホイルを変える事が多く、外して残った古いタイヤ&ホイルが貯まるのでちゃんと廃棄処分しなければなりません。古タイヤは千葉市にある株式会社イトウ(http://www.ito-tire.co.jp/)で処理しています。業者向けの大きなタイヤ処理屋なのですが個人でも格安(4/5現在 ¥200/本)で引き受けてくれます。良い業者です。鉄ホイルはスクラップ屋で買取ってもらいます。こちらも格安(笑)です。
なのですが、タイヤがついたままの鉄ホイルはどこも引き取ってくれないのです。アルミホイル(タイヤ付)ならタダで持っていく廃品回収もありますが、鉄ホイル付きは1本1000円くらいの処分費をとられるので、自分で剥がして先のように分けて処分する必用があるのです。

一度でもタイヤ剥がしをやったことがある人なら分かると思いますが、一番大変なのが「ビード落とし」という作業です。ホイルから外れないようにタイヤがハマっている所を剥離させる作業です。



DIY用のビード落としといえばネットで必ず出てくるのがこれです。「ビードブレーカー」てこの原理でタイヤを押し込んで剥がします。
大昔から所有していたのですが、近所に格安の持込みタイヤ交換をしてくれるショップがあった(3月に移転してしまいました泣)こともあり、一度も使われず、かさばって邪魔になっていたので、この仕事を始めるよりも前に廃品回収屋さんに持っていってもらいました・・・。


そこで、この仕事を始めるときに真っ先に買った20t油圧プレスを使用してビード落とししていました。なかなか有効に活用できていて気に入っていたのですが、ワンストロークで数ミリしか動かないので結構時間がかかります。大体1本に30分くらい。さらに、10年以上組んだままのタイヤは固着しているのでホイルとタイヤの間に潤滑剤を吹いて剥がすのですが、潤滑剤で押し板が滑ってましまいタイヤが逃げてしまいビードを落とせない状況がふえてきました。


良い方法はないかとYoutubeを漁ってみたところ、原点であるタイヤレバーでの剥がしを見つけました。
スポーツタイヤや扁平率の高いタイヤは難しそうですが、軽自動車クラスの鉄ホイルならこの方法が一番手っ取り早そうで、早速やってみましたが目からウロコ状態でした。
手順は下記の通りです。

  1. タイヤの空気を抜く
  2. タイヤレンチを写真の向きでリムとタイヤの間に差しこみ隙間にシリコンなどの潤滑剤を吹き込む
  3. タイヤレンチで押し下げたすぐそばに、細めのタイヤレバーを先ほどと逆の向きで差しこみホイルとタイヤの間に隙間を作る。タイヤレンチは下向き、タイヤレバーは上向きにこじると良い。
  4. タイヤレンチが挟まっている隙間に潤滑剤を吹き込む。これで確実にタイヤとホイルの間に潤滑剤が入るようになる。
  5. 順次2~4の作業をしながら移動する。表側は半周もいかずにビードが落ちる。裏面は全周近く作業をしないと外れない事が多い。

最初の1本は15分くらい、4本目はコツを得て5分ほどで作業でき、油圧ジャッキを使うよりはるかに効率的でした笑。

By K HIRAI

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