平成１９年式のアルトを仕入れました。
マニュアルミッション！　ミラとかアルトのマニュアルって商用車で結構あるんですよね。
この車はバンではなくて５ナンバー。自分と同世代の女性ワンオーナー車でした。
「バックミラー手動」「キーレス無どころか集中ドアロック無し！」の一番安いグレードです。集中ドアロック無しは痛い。運転席閉めても他開いたままだし・・・。
でも、４万キロちょっとなのでエンジンは絶好調です。踏めばリニアに走るこの感覚はメチャ楽しいです。ミッションが少し固めですね。特に５速。ほとんど使われていなかったのでしょう。
仲良くしている同業者に「ピンクのHA24SでMTって誰が買うんだ？」と言われました。たしかに。商用車はないし、お買い物車にはならないし、走り好きの人も選ばない？
自分のような変態さんしかチョイスしないですかね～。orz
気を取り直して、メンテナンスメニュー作りました。
１、社外品のキーレスキット（アクチュエーター４個付き）取付。
２、バックミラーを電動可倒、調整式の物に変更。配線及びスイッチを新規作成。
３、ローダウンスプリング。
４、フロントスタビライザー取付（HA24Sアルトには全く設定がないので他車移植）
５、12インチ鉄ホイル→13インチアルミホイル
もう、やけくそですね～。こんなにコスト上っちゃって買ってくれる人いるんでしょうか。
でも、Dmotionは自分で乗って「ここは手直ししたい！」というところは手を入れちゃうんです。自分と似た価値観の方がいらっしゃる事を祈っています(笑)

まずは、社外キーレスキット取付から始めました。
今までも何度か取り付けているのでササっと出来るとタカをくくっていたのですが・・。
いきなり想定外の状況が発生しました。ロックの駆動部がロッドではなくワイヤーです。
社外品はロッドにかしめて駆動を伝えるタイプですのでワイヤーには付きません。
ワイヤー端部の可動部を直接動かすしかなく、ワイヤーが留まっている場所のすぐそばに新規で穴を開けて、アクチュエーターのロッドを差し込みました。実は途方に暮れてネット検索したのですが、ちゃんと先駆者の方がいらっしゃいました。情報ありがとうございます。

そしてドアから車内に配線を引き込もうとして、またもや想定外の状況発生です。
ゴムブーツを外すとその中に大きなコネクターが車体に刺さっています。
なるほど、新車組立時には配線を引っ張って取り廻すより車体側とドア側別々に配線してドア取付時にコネクターでつなぐ方がかなり効率的ですよね。
ここでもネット検索で先駆者の方に助けてもらいました（苦笑）
コネクターを車体側から引っ張り出し、ストッパーを外して（先駆者の写真を見ていなければわかりませんでした）コネクターを分離し、一部をドリルで強引に貫通して線を通すことにしました。しかしコネクターを車体側から強引に引っこ抜いた時に予測していたことですが、戻すことが出来ません。車体の穴とコネクターサイズがピッタリなので垂直に位置を合わせて入れないと入らないのですが狭くて無理です。
結局ドアを外してコネクターを刺すことにしましたが、配線が付いたままなのでドアはボディから少し離れるだけで、一人でドアを足の上にのせ片手で保持しながら、もう片方の手でコネクターを刺す作業はマジで泣けました。助手席側もです。
ドアミラーの配線で同じことをまたやらなければならい、と思った瞬間ドアミラーの電動化はお蔵入りになりました。
HA24Sご購入を検討されている方は、ちゃんとキーレスが付いているかの確認は必須です。Amazon で安く売ってるから後で付けようなんて大甘です(笑)

リヤもフロントと同様にプラスチックのパーツに穴を開けて、アクチュエーターの良い納まり場所がなかったのでダイソーのステーを改造して取付ベースとしました。
配線もＢピラー側からゴムブーツを通してドアに送り込みます。フロントと違ってコネクターがなかったので、配線通しの治具で一発でした。フロントやった後だと簡単に感じられます。
後はアンサーバックをハザードスイッチに落として（アルトのハザードはアーススイッチでしたので、リレーを使ってリバースさせました）

そしてさらに衝撃の事実（自分にとって）、リヤゲートのロックが外からキー操作でのみなんです。自分が知っている限り、集中ドアロックの付いていないハッチバックは社内からのオープナーで開ける方式でゲートにはオープナーが付いていません。リヤゲートにノブが付いていて開けられるものは集中ドアロックでロックするタイプです。
この車は集中ドアロックが付いていないのにリヤゲートにノブがあるので、ゲートの施錠を忘れたら開け放題です。荷物出すたびにリヤゲートにキーを刺して鍵を開け、閉める度にキーを刺してロックしなければならないという事です。あ　り　え　な　い！
購入した社外キーレスキットにはアクチュエーターは４個しか入っていませんし、トランク用のボタンも配線もありません。でもこんな不便なのはイヤです（自分の車じゃないけど）

今日はもう諦めて、また先駆者がいないか探してみます。
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純正のトランクアクチュエータを社外用の配線を分岐させて制御している大先輩がいらっしゃったので早速マネをさせて頂きます。まずはヤフオク!で純正のアクチュエーターを購入し、右後ドア用の配線を分岐してリヤゲートまで配線します。右テールランプ下までゲート用のコネクターが来ています。この配線はゲートアクチュエーター用の配線と同じものだったので、このコネクター付近に先ほどの分岐配線を咬ませます。

しかし、ここで問題が発生しました。上の左写真の上の青いストッパーからのロッドがゲートを開ける物です。左の紫のストッパーからのロッドが外のキー穴からロックを解除するものですが、
１、アクチュエータータイプはゲートを開けるノブからのロッド形状が違って今のロッドで干渉して付かない。購入したアクチュエーターは本体のみでロッドはついていない。
２、アクチュエーターには鍵穴からのロッドを付ける場所がない。
まぁ、正常に機能すればリヤの鍵穴は使わないでしょうから使えない鍵穴が付いているというだけですのでこちらはいいでしょう。

考えても仕方がないので、今あるロッドを万力に固定して満身の力を込めて少しずつ曲げては取付、外して修正、を延々と１時間程続けてなんとか使える物になりました。
改めて「HA24Sご購入を検討されている方は、ちゃんとキーレスが付いているかの確認は必須」です。

このHA24Sアルトは、スズキの総力をあげて作ったローコスト車です。
なんと、このシリーズのアルトにはフロントスタビライザーが付いている設定がありません。
145/80/12のタイヤと相まって、普通の交差点でもすごい勢いでローリングしますし、高速走行時に横風の影響でめちゃフラフラします。せっかくのマニュアルミッション（私にとってはMTは全てスポーツモデルです(笑)）なのにこれでは台無しです（何が？）
というわけで、当初通り計画3、4、5の実施です。
まずはローダウンスプリングはRS-Rが安くなっていたので採用しました。

インパクト対応のスプリングコンプレッサーと、ほぼこれ以外利用したことがない75度のメガネレンチ、大活躍です。いざ外してみるとロアアームのブッシュももう寿命気味だしダンパーもかなりくたびれている感じで「新品に交換したくなる病」がムズムズしだしたのですが、サーキット走るわけじゃなし、そんなにコスト掛けたら誰も買ってくれません。
ロッドの天端のタップはオイルと埃で真っ黒で、はずす時にもかなり力が必要で、このまま組むとちゃんと締めきらない可能性があるので、きれいにタップしなおしました。

スタビライザーはHA24Sとシャーシが共通のワゴンＲの物を探したのですが、流用の定番でヤフオク!でも結構いいお値段でしたので、穴場狙いのパレット（MK21S）落札です。

ちゃんとスタビライザー取付用のナットも溶接されていましたが、約15年間つかわれていなかったのでこちらもきちんとタップをたてました。

スタビエンド側はロアアームの穴に固定するタイプで、サスペンションに取り付けるタイプの物より調整がシビアではなく楽でした。
とりあえず手元にあるスバルR1用の15インチを履いてジャッキダウンしてみました。

いい感じにローダウンできましたが、ちょっとホイル大きすぎですね。
タイヤも坊主なのでこれで商品化はできませんので、スズキ純正13インチあたりに落ち着く予定です。