水. 7月 3rd, 2024

備忘録です。色々しらべたので残しておこうと思います。

週初めから仕事で使っているパソコンに写真のようなメッセージが出るようになりました。
「Windowsのライセンスの有効期限がもうすぐ切れます」
この仕事を始めたときに、Windows10にアップグレードされてた中古パソコンをヤフオクで購入したのですが4年ちかく問題なく動いていて、そもそもWindowsにライセンス期限があるなんて思っていなかったので「変なフィッシング(ウイルス)」に罹ったかと思い、ネット検索して調べてみました。
1,Windows10のお試し版(30日)を使用していて期限がきれた
2、Windows10発表直後の無料アップグレードサービスを利用してアップグレードした後にハードディスクやマザーボードを交換して認証がうまく出来ていない。
が代表的な事例で、1なら正規購入、2ならプロダクトキーの再入力で対処できるのですが、自分のはどちらでもなく前オーナーがボリュームライセンス版(企業などの大規模ユーザー用に販売)でアップグレード(違法品?)していたようです。その場合はライセンスは期限制で企業のIT担当が定期的に更新して利用を続けるわけです。となると、自分では更新手続きが出来ない訳でネットでいくら調べても当然解決策は得られず、新規にWindows10を購入してクリーンインストールしなければならない感じでした。
クリーンインストールするくらいならWindows10の入ったパソコンを中古で買って引っ越ししても同じです。出来ればそんな事は避けたい、というわけで駄目元でネット情報をもとに自己流で試してみたところ、最終的には認証に成功しましたのでその手順を記します。

1,Windowsのライセンス状況を確認する
Windowsの「設定」→「更新とセキュリティ」→「ライセンスの認証」
と入ると下記の画面になります。ここで自分のは赤線で囲った部分が
Windowsは組織のライセンス認証サービスを使用してライセンス認証されています
となっていました。

ライセンスの有効期限の確認方法
Windowsアイコンを右クリックして下の方にある「ファイル名を指定して実行」で「slmgr.vbs -xpr」と入力し、新しくポップアップしたウィンドウで有効期限を確認します。
通常であれば「コンピュータのライセンス認証は完了しました」ですが自分の場合は「2023年2月22日15時35分に期限が切れます」と出ていました。つまり1ヶ月前から題記のメッセージをオーナーに表示しているようです。

2,Windowsのプロダクトキーを調べる
購入したパソコンは、LENOVOのThinkCentreでWindows8proのステッカーが貼ってありましたのでWindows8については正規の物がプリインストールされていたはずです。しかし付属品なしで購入したパソコンなので、プロダクトキーが書かれているインストールDVDもありません。そこでパソコンに記憶されているプロダクトキーを調べます。
「Windows」+「S」キーを押して検索ボックスを開き、「PowerShell」と入力します。右側のウインドウから「管理者として実行」をクリックします。Windows PowerShellウィンドウを開いたら、コマンドラインを次のように入力します。
powershell “(Get-WmiObject -query ‘select * from SoftwareLicensingService’).OA3xOriginalProductKey”
そうすると下記のようにプロダクトキーが表示されます。

3,Windows8のプロダクトキーに書き換える
ここからは自己責任の作業です。先出のライセンス認証のウインドウの上から2番目にあるプロダクトキーの更新「プロダクトキーの変更」を使用して、今回調べたWindows8のプロダクトキーに書き換えます。再起動後にセイフモードになることを覚悟してやってみましたが、あっけなく認証されました。
今回はうまくいきましたが、Windows7からのアップデートや他の認証状態からではどうなのかは分かりません。
変更後はライセンス認証の欄も上記写真のように「Windowsは、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています」に変わり、ライセンスに有効期限を調べても「コンピュータのライセンス認証は完了しました」になっていました。

違法物をつかまされたかと半分諦めていましたが、ちゃんとした認証品になり、ちょっと憂鬱だった一週間から解放されました。

By K HIRAI

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。